皆さんこんにちは。
埼玉県を中心に埼玉・東京・千葉で警備業務全般を手掛けているアシスト株式会社です。
今年もいよいよ本格的な夏に突入しました。この季節は夏祭りや花火大会など、さまざまな楽しいイベントが行われますよね。
こういったイベントで、警備員を見かけたことがある方も多いでしょう。ただ立っているだけに見えるかもしれませんが、イベント会場の警備員は非常に大切な役目を担っています。今回は「イベント警備」の業務内容や、その重要性をご紹介します。
■イベント警備とは？
イベント警備は、正式には「雑踏警備」といいます。目的は、大勢の人が集まる場所で発生するおそれのある、さまざまな事故やトラブルを未然に防ぐことです。明確な警備対象が法令で定められているわけではありませんが、一般的にはイベント会場や交差点など、混雑が予想される場所で警備を行います。
賑やかなイベント会場では、警備員は人混みに紛れて目立たないかもしれません。しかし、来場客が安全に楽しめるようにするためには、警備員の配置が必須となります。なぜなら、大勢の人が特定の場所に集まると、それだけで事故やトラブルの発生確率が非常に高くなるからです。
イベント会場で起きた有名な事故としては、2001年（平成13年）7月に兵庫県明石市で発生した、明石花火大会歩道橋事故が挙げられます。この事故では歩道橋の上で大勢の人が将棋倒しになり、11名が全身圧迫などにより死亡、183名が負傷するという惨事を招きました。災害が起きたわけでも車が突っ込んだわけでもなく、ただ警備がずさんだったためにこれほどの事故が起きたのです。
この事故が契機となって法律が改正され、警備業務検定に雑踏警備が追加されました。イベント会場での警備は、それほど重要なことなのです。警備員は会場にいるすべての人の安全を守るために存在し、状況によってはクライアントに意見を出すこともあります。イベントを開催するなら、警備員の配置は必須といっていいでしょう。
■イベント警備の主な業務内容
多くの人や車両が集まるイベント会場での警備は、一般的な施設などの警備業務とは少し異なります。イベント警備の主な業務内容を見ていきましょう。
・来場者の案内、誘導
イベント警備の最も重要な業務は、来場者が安全にイベントを楽しめるよう、適切に誘導することです。大勢の来場者が何の制限もなく移動すると、入口付近などの混雑するエリアでトラブルが発生するおそれがあります。そのため、入場規制や移動先の指示などを行い、トラブルを防いでいるのです。また、迷子や体調不良者の保護などにも対応しています。
・会場周辺での案内、誘導
大規模なイベントでは、会場内だけでなく周辺も混雑します。それが原因で事故やトラブルにつながらないよう、会場周辺の人や車両の交通誘導を行うのも警備員の仕事です。ちなみに、ドラマやCMなどのロケ地でも、警備員が交通誘導を行っています。
・緊急時の対応
イベント会場では思わぬ事故が発生したり、急病人が出たりすることもあります。付近の来場者がパニックに陥り、将棋倒しなどの二次災害につながることも珍しくありません。この際、警備員は冷静に来場者の整理・誘導を行い、二次災害を防ぎます。また、傷病者の応急救護なども行います。
■イベント警備では入念な事前準備が必要
イベント警備の担当者は、当日何も考えずに現場へ行くわけではありません。適切な警備のためには、事前に入念な準備をしておかなければならないからです。
まず、イベント警備を行うにあたり、「警備計画書」を作成する必要があります。これは、依頼者と警備会社の間で警備内容を確認し定めた書類ですが、警備内容や警備員の人数によっては所轄の警察も交え、その指導の下で作成しなければなりません。大規模なイベントでは、警備員とともに警察官が配置されることもあるので、その打ち合わせも必要です。
また、状況によっては事前の現地調査も行います。危険箇所・重要箇所の洗い出しや来場者の動線、周辺の交通量、道路の広さなどを調べ、警備員の配置や警備方法などを決めなければならないからです。大規模なイベントや初めて受注するイベントの場合は、特に入念に調査を行います。
このように、イベント警備は特殊かつ難易度の高い仕事です。警備を依頼するなら、実績が豊富で熟練警備員が多く在籍する警備会社が望ましいでしょう。また、女性や子供の来場者への対応を考えると、女性警備員も派遣してくれる会社がベストです。アシストはイベント警備の実績が豊富で、女性警備員も多数在籍しておりますので、どんなイベント会場の警備でもお任せください。
埼玉県を拠点に東京・千葉や茨城県で警備員派遣を手掛けているアシストでは、施設警備・イベント警備・駐車場警備・身辺警備・巡回警備など、あらゆる警備依頼に対応しています。警備・受付の一括対応や、スーパー・ドラッグストアなどでの私服警備も可能です。緊急のご依頼も承っておりますので、警備に関することは何でもお気軽にご相談ください。
