工事現場の警備員配置は義務って本当?重要な役割と警備員配置の注意点!  


皆さん、こんにちは。埼玉県周辺でさまざまな現場の警備を行うアシスト株式会社です。警備員は、さまざまな工事現場で活躍しています。今回は、工事現場の警備員とはどのような仕事をしているのか、交通誘導員の基本的な業務などについて詳しく解説します。工事現場に警備員が必須な理由などを把握して、信頼できる警備員を雇うようにしましょう。




■工事現場の警備とは


工事現場では、工事中に車両や歩行者が通るときに危険を伴うこともあるため、「交通誘導員」という警備員を雇用することが必要となっています。


主な仕事内容は、工事車両が工事現場に出入りする際に、障害物がないかや一般の車両・歩行者がいないかなど安全を確認することです。


交通誘導員が、敷地内や工事現場への出入り口で歩行者や車両を適切に誘導してくれるため、事故がなく安全に工事車両が出入りできます。


雇用するには費用がかかるものの、工事現場には死角が多いため、安全に工事を進めるためにも必要不可欠な仕事といえるでしょう。交通誘導員はとても重要な仕事ですが、人手不足であり、多くの警備会社で必要とされている職種といえます。




■交通誘導員の業務と交通整理


交通誘導員の基本的な業務は、交通整理を行うことです。天候などによっても異なりますが、交通整理には主に以下の4つの種類があります。


工事現場には、日々重機や大型トラックなどが頻繁に出入りするため、交通誘導員がいなければ歩行者や一般車両と事故が起こってしまう可能性があるでしょう。歩行者や一般車両の安全を守り、適切に誘導することが交通誘導員には求められます。


・片側交互通行

道路が狭い場合は、工事をすることによって道路の幅が車2台ですれ違うだけの幅をとれない場合があります。そういった場合は、車同士がすれ違わないように交通規制を行って、片側交互通行にします。誘導は信号機で行う場合と交通誘導員が行う場合がありますが、交通誘導員が行う場合は、交通量の墓鵜が必要です。その他、作業員へ配慮するなどといった細かい気配りも必要になります。


・通行止め

工事現場によっては、一般車両を通行止めにしなければならない場合もあります。そういった時には、通行止めの看板を設置するなどして、一般の車両や歩行者が入り込まないようにしなければなりません。


また、侵入してきた車には丁寧に事情を説明するなどして、迂回路に誘導する必要もあります。そのため、通行止めを必要とする工事現場では、誘導する技術だけでなく、コミュニケーション能力も必要となってきます。


・徐行指示

道路工事を行う際に道幅が狭くなるものの車が通り抜けできるケースでは、あまりスピードを出すのは危険なため、車両に徐行してもらう必要があります。そのため、通りかかる車両に徐行してもらうように指示を出すことが大切です。また、歩行者が通る場合には、車や工事車両の動きを止めて誘導することも大切です。


・幅寄せ

幅寄せは、車線が複数ある場合に必要となる指示です。走行している車からよく見えるように大きな動作で車線変更をしてもらうように誘導します。




■工事現場には警備が必要


交通誘導員は、工事現場の安全確保やトラブル防止のためにも必須といえます。自治体によっては、交通誘導員を義務付けている場合があるため、工事を開始する前にはきちんと確認しておくことが大切です。ここでは、交通誘導員がいることによる安全確保やトラブル防止について詳しく解説します。


・安全の確保

交通誘導員がいることで、工事現場の安全が確保されます。工事現場は、決して安全な場所ではありません。工事現場には大型車両なども出入りするため、交通誘導員がいなければ近隣住民にとって危険が大きいからです。


特に学校や保育園などが工事現場の近くにある場合、交通誘導員がいない場合には子供が誤って工事現場に入り込み、大きな事故につながる恐れがあります。現場で働く作業員にとっても、だれが入り込むかわからないと常に気を配らなければならず、思わぬミスにつながることも考えられるでしょう。


交通誘導員がいることで不用意に工事現場に入り込まれる心配がなく、作業員にとっても安全に作業を進めることができます。


・トラブル防止

工事現場では常に大きな物音がしたり大型の工事車両が日に何度も出入りしたりするなど、近隣の住民にとっては不満や不安を抱える場合もあります。そういった時に交通誘導員がいれば、近隣住民への説明などを任せることができるでしょう。


作業員が説明をすればいいのでは、と思うかもしれませんが、作業員は作業をしなければなりません。他のことに気を取られるとミスやけがをしてしまうことも考えられます。


そのため、交通誘導員が説明までしてくれるので作業員も作業に集中できてミスも減らせるでしょう。また、交通誘導員がいるということは「安全対策」を確実に行っていることがわかります。近隣住民へのアピールもでき、工事を行っている会社の評判も良くなるでしょう。


・道路工事には「道路使用許可」が必要

工事の範囲が敷地内に収まっている場合は問題ありませんが、もし道路上で工事をしなければならなくなった場合には、警察署に「道路使用許可」を出しておく必要があります。申請書に間違いがないように記入してから、警察署に提出しなければなりません。


自治体によっては、交通誘導員が必須の場合もあるため、自治体などに事前に電話をして確認してくと良いでしょう。




■工事現場に警備員を配置する際の注意点


工事現場に警備員を配置しなければならないことを把握できたのではないでしょうか。しかし、工事現場に警備員を配置する際には、注意点があります。ここでは、どのようなことに注意をすればいいのかを、詳しく解説します。


・交通誘導員には契約外の仕事はさせない

交通誘導員は、警備会社から派遣されてきた警備会社の社員です。そのため、警備会社との間に契約書が交わされています。もし、契約書に記載がある部分以外のところで仕事を割り振ってしまうと契約違反になる恐れがあるため、注意しなければなりません。


また、現場の人手が足りないからといって、警備員に荷物の上げ下ろしを依頼するのはやめておきましょう。


・条件に合う警備員か

警備員を配置する際には、条件に合う警備員を見つける必要があります。基本的には、資格がある警備員ということが大切です。


検定資格者配置路線とは、都道府県公安委員会が道路における危険を防止するため必要と認める路線において、交通誘導警備業務を実施する場所ごとに、交通誘導警備業務1級検定又は交通誘導警備業務2級検定の合格証明書を有する警備員(検定合格警備員)を配置しなければならない路線となっております。

上記の場合、通常の警備より料金が高額となっておりますので、事前にしっかりと確認することが大切です。




■交通誘導警備はアシストにお任せください!


ここまで、現場作業に警備員が必要な理由について詳しく解説してきました。アシスト株式会社は、東京都を拠点とした警備派遣を行っている会社です。


警備員が必要な現場は、数多くあります。実際にアシスト株式会社では、警備を行う現場は建築現場だけでなく、施設警備やイベント警備、駐車場警備、身辺警備などといった多くのイベントに派遣することが可能です。


また、警備の一元管理が可能なのも、アシスト株式会社の特徴といえるでしょう。また、警備の内容によっては女性が対応しなければならない場合もあるため、そういった場合はアシストに在籍している女性警備員に依頼することになるでしょう。


どのような依頼であっても、柔軟に対応できるのが強みです。警備員の配置にお困りの際には、ぜひお気軽にお問い合わせください。