皆さんこんにちは。
埼玉県を中心に埼玉・東京・千葉で警備業務全般を手掛けているアシスト株式会社です。
オフィスビルや商業施設、マンション、工場といった施設では、不審者が侵入し犯罪につながることがしばしばあります。他にも火災や事故、迷子に急病人など、早急に対応すべきトラブルが発生することが少なくありません。
こういったトラブルに備えてぜひご検討いただきたいのが、警備員による「施設警備」です。ここでは施設警備の内容や対象施設、警備会社に依頼する場合のメリット・デメリットについて解説します。
■施設警備とは?
施設警備とは、オフィスビルや商業施設、病院、工場、マンションといった施設において、警備員を常駐させて行う警備業務を指します。さまざまな施設の内部に警備員が立っていたり、施設内を歩き回っていたりするのを見たことがある方も多いでしょう。これが施設警備であり、最も身近な警備業務の1つといえます。
施設警備の主な目的は、犯罪の抑止や災害・事故への対応、負傷者や急病人の救護などです。施設内に警備員を常駐させることにより、外部から警備員を呼ぶのに比べて、緊急事態が発生した時にも迅速かつ緻密な対応が期待できます。トラブルを未然に防いだり、早期対応によって被害拡大を抑えたりすることを重視する場合は、最も効果的な警備体制です。
■施設警備の対象施設
施設警備は実にさまざまな施設を対象としており、施設によって警備員に求められる対応も異なります。主な施設警備の対象施設や、施設ごとの業務内容をご紹介します。
・商業施設
商業施設の警備では、主に窃盗などの警戒・防止を目的とし、巡回による哨戒や関係者の出入管理を行います。お客様のご案内や迷子の保護、急病人の救護、緊急時の対応なども業務の1つです。施設の性質上、一般のお客様に対する良好な接客態度を心がける必要があります。
・オフィスビル
多くの企業が入るオフィスビルでは、施設への関係者以外の侵入阻止や、内部の物品・機密情報などの不正持ち出しの阻止が最大の目的です。そのためにも、出入りの管理や出入り口の施開錠、巡回による哨戒を徹底し、必要に応じて不審者を排除します。
・マンション、ホテル
マンションやホテルでも商業施設と同様、巡回による哨戒やお客様のご案内を行い、不法事案の発生を警戒します。また、防災設備機器の管理や緊急時の対応も重要な業務です。居住および宿泊する施設という性質上、利用者のプライバシー保護も常に意識します。
・工場
工場における警備員の重要な業務は、入場する車両や人が安全規格に適合しているかどうかの確認です。必要に応じて入場許可証を発行し、出入管理を徹底することで場内の安全を維持します。もちろん、場内の巡回や緊急時の対応なども行います。
・インフラ施設
人々の生活を支えるインフラ施設は、何か異常があれば社会に大きな影響を与え、テロ活動の標的にもなりやすい場所です。そのため、テロ活動の阻止を何よりも重視するとともに、少しでも異常があれば関係各所への迅速な通報を行います。出入管理や巡回、出入口の施開錠なども徹底します。
■施設警備の業務内容
施設警備中の警備員は、ただ特定の場所に立っているだけというイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかし、警備員の業務はそれだけではなく、施設の安全のためにいろいろな業務を行っています。施設警備の主な業務内容を見ていきましょう。
・出入管理
出入管理は、施設に出入りする人々を受付や出入り口でチェックする業務です。来訪者や従業員の身分確認や訪問目的の確認などを行い、不審者の侵入や危険物の持ち込みを阻止します。逆に、施設内からの物品や情報の不正な持ち出しを防ぐのも重要な業務です。ここの警備が機能していれば、不正な出入りの多くを阻止できます。
・開閉業務
開閉業務は、施設の営業時間に合わせてシャッターや扉の開閉・施開錠を行う業務です。また、エレベーターやエスカレーターの発停も行います。営業時間外の人の出入りを防ぎ、確実な施錠によって安全を確保するのが主な目的です。簡単に思えるかもしれませんが、1ヶ所でも閉め忘れや開け忘れがあると大きな問題になるので、確実に行います。
・巡回業務
巡回業務は、施設内を歩き回って異常がないか確認し、安全を確保する業務です。巡回中は不審者を警戒するのはもちろん、火災や水漏れといった災害・事故、設備や備品の破損、不審物、急病人などの有無もチェックします。24時間体制で警備を行っている場合は、夜間に巡回を行うこともあります。
また、常に施設内に警備員の目が光っていれば、それだけで犯罪の抑止につながります。利用者の安心感もアップするでしょう。
・モニターでの監視
施設内に警備室がある場合は、モニターを使った監視業務を行うこともあります。施設内の防犯カメラで撮影された映像をチェックし、何か異常があれば現場に急行します。施設の広範囲を見張り、施設内の異常や不審者を早期発見できるのが大きなメリットです。
また、映像を記録しておけば、後でチェックしたり証拠として提出したりすることもできます。さらに、顔認証システムなども取り入れれば、より正確で効率のいい警備が行えるでしょう。
・緊急対応
施設内では、予期せぬ緊急事態が発生することも珍しくありません。そんな時の緊急対応も、警備員の業務の1つです。
たとえば、施設内で事故・災害が発生した時や火災報知器が誤作動を起こした時、警備員は真っ先に現場に駆けつけます。急病人や怪我人が発生した時も、現場に急行して応急救護に当たります。これは常駐警備だからこそできることです。「何かあった時にすぐ助けてくれる人がいる」というのは、非常に安心感があります。
■施設警備を警備会社に依頼するメリット・デメリット
施設警備は自社で行うこともできますが、多くの場合は外部の警備会社に依頼して行います。これは自社警備に比べてメリットが大きいからですが、デメリットもあるため性質をよく理解しておくことが大切です。施設警備を警備会社に依頼するメリットとデメリットを確認しておきましょう。
・メリット
警備会社に警備を依頼するメリットは、やはり警備のプロフェッショナルが常駐してくれることです。自社警備を行う場合、警備の担当者は定年退職者などを利用するケースが多く、しかも警備の専門家というわけではないため、警備能力に限界があるのは否めません。
しかし、プロの警備員であれば、警備の専門知識や現場の観察力、判断力、体力などが優れています。そして何より、プロとしての責任を持っているのが特徴です。施設の規模が大きく人の出入りが多いほど、この違いは明確に現れてきます。
ただ立ったり歩き回ったりしているだけの警備員では、配置している意味がありません。本当の意味での「警備」を行うためにも、やはり警備業務はプロに依頼するのが望ましいでしょう。
・デメリット
専門業者の警備員を常駐させる場合は、当然ながら料金がかかります。料金は警備会社や警備の条件、実働時間などによって異なります。1人の警備員を実働8時間(休憩1時間)で日中に常駐させる場合は、1万2,000円~1万5,000円程度が相場です。
また、警備会社の打ち合わせや、防犯カメラをはじめとするセキュリティ機器の定期点検など、警備関連の管理業務が増える点にも注意する必要があります。いずれもメリットを上回るようなデメリットではありませんが、なるべく軽減するに越したことはありません。
そのため、警備会社に施設警備を依頼する時は、実績豊富で提案力のある会社を選びましょう。警備のプロフェッショナルであれば、打ち合わせや点検をスムーズに行ってくれるのに加え、予算内で最も効果的なプランを提案してくれます。まずは警備会社の実績を調べるところから始めてみてください。
■まとめ
施設警備は、施設の安全確保のためにも積極的に選択したい警備体制です。警備員の常駐による効果は非常に大きく、施設の利用者も安心できます。対応すべき業務は多く、施設の種類によって求められる対応が異なるため、経験豊富な警備会社を選ぶことが大切です。適切な施設警備によって、施設の安全性を高めましょう。
埼玉県を拠点に東京・千葉や茨城県で警備員派遣を手掛けているアシストでは、施設警備をはじめ入出管理・駐車場警備・身辺警備・巡回警備など、あらゆる規模・内容の警備依頼に対応しています。警備員の配置人数は柔軟に対応でき、金融会社での警備も可能な質の高い警備員を派遣できるのが強みです。
また、施設警備の際には、警備員の配置と盗聴・盗撮検査をかけ合わせたサービスを提供しております。人による警備とセキュリティ機器による警備をワンストップで行い、効率的な一元管理が可能です。お取引のある大手石油会社の自社ビル警備のご依頼も、これらのサービスを併用され、情報漏洩の対策をしています。
さらに、警備に関する業務をすべて自社内で対応することで、コストカットも実現可能です。豊富な警備経験と徹底した安全教育による質の高い警備から、リピートしていただいている企業様も多数ございます。緊急のご依頼も承っておりますので、質の高い警備サービスをご希望の際は、アシストまでお気軽にご相談ください。