皆さん、こんにちは。埼玉県周辺でさまざまな現場の警備を行うアシスト株式会社です。
道路やイベント会場・工事現場などで、交通誘導員が歩行者や車両に対して交通誘導をしている場面を見たことがある方も多いでしょう。交通誘導は、人々の生活や仕事に対する安全性を確保するために重要な役割を担っています。
この記事では、交通誘導の役割や重要性について詳しくご紹介します。
■交通誘導の役割や重要性とは
交通誘導を行う警備員は、交通誘導警備員と呼ばれており、「警備業法」という法律にのっとって業務を行っています。工事現場や商業施設などで人や車両の流れを誘導し、混雑や事故の発生を未然に防いでいます。
交通誘導の具体的な役割は、主に以下の3つが挙げられます。
・道路工事・工事現場における交通誘導<
道路工事の現場では、歩道の通行に支障が出ている場合もあり、歩行者に安全な通路を案内する必要があります。通行止めになっている区間があれば、進入禁止の看板を設置したうえで、進入しようとする車両に迂回路を案内するのも重要な業務です。
片側車線を通行止めにして道路工事を行っている現場では、片側交互通行のための誘導が必要となり、車両を交互に停止させながら周囲の状況も配慮しつつ誘導します。
工事現場の出入り口で行う交通誘導は、歩行者や一般車両の安全を守るために必要不可欠な業務です。道路の状況だけでなく、工事の内容によっては頭上の安全も確保しなくてはなりません。
他にも、会社によっては、工事現場の敷地内で大型車両をバックさせる業務や、工事関係者以外の人物や車両が現場に侵入しないよう制止する業務もあります。
・イベント会場における誘導業務
イベント会場および周辺には、大勢の人々や車両が集まるため、事故発生のリスクが高くなります。会場周辺で発生する道路渋滞を最小限に抑えるべく、効率良い車両の誘導が求められます。
また、歩行者の安全な通行をリードするのも、交通誘導員の重要な仕事です。花火大会やコンサートなどの会場では、必ずと言っていいほど交通誘導員が業務を行っており、スムーズな通行に役立っています。
・商業施設における案内誘導
大型駐車場を完備しているショッピングモールが増えている現代では、商業施設における交通誘導も欠かせない業務です。駐車場の出入り口や敷地内において、歩行者と車両の安全性を確保するため、適切に誘導します。
空いている駐車スペースへの誘導や、満車時の入場制限など、駐車場内で車両がスムーズに動けるよう、交通誘導員は常に駐車場内の様子を把握することが必要です。事故発生を防ぐために、適切な指示を出さなくてはいけません。
■交通誘導警備員と交通整理員の違いとは
道路で交通誘導を行う仕事には、交通誘導警備員のほかに交通整理員も該当します。この2つは、名称は似ているものの役割は全く異なるため、違いを理解しておく必要があります。
交通整理員は警察官や警察職員を指しており、信号機が停電などのために使えない場合や、事件や事故のために信号機に従うと危険である場合などに交通整理の職務にあたります。実施されます。このため、交通整理員による交通整理は、道路交通法第6条に基づく法的拘束力があるのです。
一方、交通誘導警備員は法的拘束力を持っておらず、歩行者や車両に対して誘導に従うよう強制することはできません。あくまでも、安全のための協力要請であることを覚えておきましょう。
■交通誘導の欠如により高まるリスクとは
交通誘導を適切に行わないことで、歩行者と車両の接触事故や、車両同士の衝突事故が起こりやすくなります。事故が起こると道路の流れが滞り、渋滞も発生するでしょう。
また、歩行者の安全性にも影響が及びます。特に小さなお子さんやご高齢の方、障害をお持ちの方などにとって、工事現場周辺の歩行はとても危険なものです。交通誘導警備員の誘導がないと、交通状況が正確に判断できない可能性もあります。
さらに、交通誘導が適切に行われていない現場を緊急車両(救急車や消防車など)が通ろうとしても、道路が渋滞していると緊急車両が通行できなくなります。この状況では、緊急車両を必要とする人がいる場所への到着が遅れ、救助や病院への搬送も遅れることから、症状が重症化するリスクが高まってしまうのです。
このように、交通誘導が欠如していると、さまざまな場面で人々の安全性が脅かされてしまいます。
■交通誘導によって得られる安全性
交通誘導の実施により、人々の生活の安全性を高めることができます。具体的にどのようなものがあるのかをご紹介します。
・交通の秩序が保たれる
交通誘導により、車両の流れを適切に誘導することで、危険な運転行為を減らせるようになります。運転手が基本的なルールを守るよう、交通誘導警備員の正確な指示が危険行為の抑制につながります。
・道路の交通量を分散できる
ショッピングモール周辺など、特定の道路や交差点が混雑している場合、適切な車両の誘導により、交通量を分散できます。これにより、周辺住民の方々にかかる負担も軽減され、トラブルを回避できる可能性も高まります。
・道路の円滑な流れを促す
工事現場やイベントなどで通行規制が行われているときに交通誘導がないと、規制を知らずに周辺を走行する運転手にとって、時間のロスやストレスが発生する原因となります。適切な誘導をすることで、運転手が情報を把握し、車両のスムーズな通行ができるのです。
・歩行者の安全が守られる
工事現場は足元が悪いところも多く、安全に歩くために交通誘導警備員の誘導が欠かせない方も多いです。歩行者の安全を守るためにも、交通誘導警備員の存在は必要不可欠です。
■交通警備に限らず、様々な需要に応えられる企業を選ぶべき理由
警備業務には、交通警備だけでなく施設警備・巡回警備・イベント警備など、幅広い場面で行う業務があります。お客様のご要望は多岐にわたっており、複数の警備業務にまたがっていることも少なくありません。ご要望にしっかりとお応えするためには、さまざまな需要へ柔軟に対応できる企業を選ぶことが重要です。
アシスト株式会社では、商業施設や官公庁などの施設警備・イベントやコンサートなどの雑踏警備・多彩な現場の駐車場警備・建設現場の安全を守る工務警備など、あらゆる警備業務に対応可能です。緊急対応やスポット対応も可能であるほか、昼夜問わずお仕事をお引き受けいたします。女性の警備員も多数在籍しておりますので、女性が対応しなくてはならない警備がございましたらお気軽にお問い合わせください。
■まとめ
関東エリア一円で警備業務のご依頼がございましたら、アシスト株式会社までご一報ください。埼玉県を拠点として、東京都・千葉県・茨城県において迅速かつ柔軟に対応しておりますが、その他の近隣地域もぜひご相談ください。
警備の内容によっては、前日でも対応可能でございます。急な警備の依頼を頼みたい・警備を依頼するか迷っているなどございましたら、お気軽に弊社までご連絡ください。