皆さんこんにちは!客室清掃業務、警備業務における人材不足を専門で解決している、アシスト株式会社です。
ホテル・宿泊業界では人材不足が深刻化しており、今後もインバウンドの増加を見据えた対応が必要とされています。そこで今回は、インバウンドが増加している現状や日本政府が掲げる今後のインバウンド増加目標、業務効率化に関する情報などを紹介していきます。
アシスト株式会社では、ホテルの警備・客室清掃などの人材不足を解消するお手伝いをおこなっております。詳細はコチラをご覧ください。
■インバウンドの増加によって起こる訪日外国人によるトラブル
まずはインバウンドの増加によって起こる、訪日外国人によるよくあるトラブルについて解説します。
◆言語の壁によるトラブル
英語が話せないホテルスタッフと外国人観光客の間で、コミュニケーションがうまくとれないことでトラブルにつながるケースがあります。たとえばチェックイン時に予約内容の確認がうまくいかなかったり、部屋の説明がうまく伝わらなかったりしたことで、混乱を招くケースもあります。
◆文化の違いによるトラブル
日本と海外では文化が違うため、文化の違いがトラブルを引き起こすきっかけになる場合もあります。たとえば浴場で体を洗わずに湯船に入ったり、タオルを使ったまま入浴したりしたことで、他の宿泊客とのトラブルやホテルへのクレームにつながるケースもあります。
◆支払い方法の違いによるトラブル
キャッシュレス決済未対応のホテルに外国人観光客が宿泊した際に、現金を持ち合わせていないため支払いができないというトラブルもあります。
◆騒音や迷惑行為によるトラブル
深夜に大声で会話をしたり、大音量で音楽を流したりするなど、騒音や迷惑行為によるトラブルでは、ホテルスタッフが注意しても従わず、警察を呼ぶ事態に発展するケースもあります。
◆違法行為によるトラブル
外国人観光客が喫煙禁止のルールを知らず、客室で喫煙をしたことで火災報知器が作動し、全館避難となってしまうケースもあります。また、避難方法が正しく伝わっていないことで、避難時にもさらにトラブルを招く恐れもあります。
■1人当たりの旅行者がどれくらいの支出をしているのか?
2025年は、コロナ前を上回る過去最高の訪日数が予想されています。インバウンド需要を逃さず宿泊予約へと導くためには、まずは2024年のデータを確認し、適切な対応を検討することが大切です。
◆国別総支出額
参照:「【訪日外国人消費動向調査】2024年暦年全国調査結果(速報)の概要 」より
2024年の訪日外国人旅行消費額は、8兆1,395億円と推計されています。前年と比べると53.4%増加しており、2019年と比べても69.1%の増加となっています。
また、国別の総支出額1位は中国で、2位が台湾、3位が韓国、4位が米国、5位が香港となっており、この上位5カ国だけで全体の65.7%を閉めているという結果でした。
コロナ前の2019年と比べると各国の消費額は増加しており、訪日旅行需要が高まっていることがわかります。上位5ヵ国を押さえつつ、他国の集客にも力を入れることが重要といえるでしょう。
◆訪日外国人旅行消費額の費目別構成比
参照:「【訪日外国人消費動向調査】2024年暦年全国調査結果(速報)の概要 」より
2024年の訪日外国人旅行消費額を費目別にみると、宿泊費が33.6%と最も多く、買い物代が29.5%、飲食費が21.5%と続きます。
◆一般客1人1泊当たり費目別旅行支出(全目的)
参照:「【訪日外国人消費動向調査】2024年暦年全国調査結果(速報)の概要 」より
一般客1人当たりの旅行支出を費目別にみると、宿泊費が77,000円と最も高く、買物代が66,000円、飲食費が49,000円と続きます。
■2025年の旅行におけるトレンドは?
ブッキングドットコムによる2025年の旅行トレンドは、下記のようなものになることが予測されています。本項ではその一部を抜粋してお伝えしていきます。
◆1. 宇宙を体感する「ナイトツーリズム」
宇宙旅行が現実味を帯びてきたこともあり、2025年はより実現可能な天体観測へと目を向ける旅行者が増え、宇宙とのつながりを求めるようになると予測されます。人混みから離れて夜空がきれいな場所を目的地とすることを検討している人も多く、天体観測体験や星空ガイドなどにも注目が集まっているという回答が多くありました。
また、気候変動への懸念もあり、日中の暑さを避けて夜間の活動を増やすことを検討したり、避暑地で休暇を過ごしたりすることも好まれています。
◆2. 長寿を得る没入型リトリート旅
より良いライフスタイルを築きたいという欲求から、旅行者の多くが心身の健康を満たす没入型の長寿リトリートに関心があると回答しています。世界の旅行者の58%(日本の旅行者の33%)が「自分の寿命を延ばすことと健康の増進を目的とした休暇にお金を払う」と回答していることもあり、より健康的な過ごし方に注目が集まっているといえます。
◆3. 個の欲求を満たすAI活用の旅
世界の旅行者の41%(日本の旅行者の26%)がAIを活用して旅行を計画することに興味があると回答しています。
◆4. 多世代で紡ぐ、心に刻む旅
親世代は「子どもに遺す財産を使う(SKI=Spend Kids Inheritanceの略)」という考え方をする傾向にあり、子どものための旅行が増加することが予想されます。旅行者の半数近くが、子どもに財産を残すよりも旅行にお金を使いたいと考えています。祖父母、両親、孫と、家族の絆を深める体験をするために、両親が資金面でサポートをする多世代旅行が注目されるでしょう。
◆5. 空港を旅程の一部として楽しむ旅
旅行者は保安検査後に混雑したラウンジで待機することを避け、空港でのエンターテインメントを楽しもうとする時代を迎えます。「空港の魅力を理由にその場所を訪れたい」との回答も多く、よりユニークな体験施設を持つ空港に興味を示しました。
◆ブッキング・ドットコムのシニア・バイスプレジデント兼CMOであるアルヤン・ダイクは、次のように述べています。
「2025年、旅行者は自分自身や人間関係、さらには自分を取り巻く世界を変えるために、旅行を活用するようになるでしょう。時代遅れのジェンダーの固定観念を打破し、メンタル・ウェルネスを重視した休暇を求める男性が増えてきています。また、ベビーブーム世代のほぼ5人に1人が、年齢にとらわれず新たな冒険を追い求めています。旅行の常識を覆すことで、より深いつながりを築くことができるのです。テクノロジーと想像力が融合し、新しい時代の伝統が生まれます。そして、2025年以降、誰もが自分の旅をより簡単にデザインできるようになるでしょう。」
本項に抜粋した内容は下記にて全文がご覧になれます。
参照:Booking.com「Travel Predictions 2025_レポート(日本語)」より
株式会社アシストでは、インバウンド増加に伴う人材不足に対し「客室清掃」「施設警備」などのベテランスタッフの派遣による経営支援をおこなっております。人材不足にお悩みなら是非、アシストまでお気軽にご相談ください。
各種業務効率化に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
■ホテルでの外国人観光客とのトラブルの効果的な対策
ホテルでの外国人観光客とのトラブルを防ぐために効果的な8つの対策をご紹介します。
◆1. 言語サポートを強化する
翻訳アプリの導入や多言語に対応できるスタッフの配置、パンフレットや案内板の多言語化などを進めることで、外国人観光客のホテル利用時のトラブルを回避することにつながります。
◆2. 異文化理解に関する研修を実施する
スタッフに対して異文化理解に関する研修を実施し、さまざまな国と地域における文化や習慣への理解を深められるようにすることも重要です。
◆3. ルールとマナーを周知する
外国人観光客に対して、日本でのマナーやホテルのルールを周知することも重要です。多言語のガイドブックや案内を用意して、わかりやすく伝えることが大切です。
◆4. 安全対策を強化する
避難経路や防災設備について、多言語での案内を徹底することが大切です。また、セキュリティカメラの設置も効果的です。
◆5. 多様な支払い方法に対応できるようにする
キャッシュレス決済への対応や外貨の取り扱いなど、多様な支払い方法に対応できるようにしておくことで、支払い時のトラブルを回避することにつながります。
◆6. トラブル対応マニュアルを作成する
トラブルが発生した際に適切な対応ができるよう、よくあるトラブルや実際にあったトラブルをもとに対応マニュアルを作成しておきましょう。
◆7. 顧客からフィードバックを活用する
アンケートやレビューなどから得た意見を参考にし、サービスの改善に役立てるようにしましょう。
◆8. 地域と連携する
自治体や地域の観光協会と連携し、地域全体で外国人観光客を迎え入れる体制を整えておくことが重要です。
上記のように、異文化や多言語による認識の相違などが原因で発生するトラブルを未然に防ぐことは、業務の効率化にもつながる重要な課題のひとつです。
また、顧客満足度の向上に欠かせない「客室清掃」や、利用客が安心して過ごせる環境を保持する「施設警備」など、人の手が欠かせない部分に関しては、ぜひ株式会社アシストまでお気軽にお問い合わせください。
各種業務効率化に関する記事もございますので、ぜひご覧ください。
■ホテル業界の人材不足を警備・客室清掃の両面でサポートいたします。
スポットで派遣スタッフを雇うのは、正社員採用に比べて難易度が低いとはいえ、全体的に人材不足の問題が深刻化しているホテル業界においては容易ではありません。また、短期で次々にスタッフが入れ替わってしまう場合、その都度教育の時間が必要になってしまい、非効率的です。
株式会社アシストでは、熟練の警備員・客室清掃員が多数在籍しているため、上記のような不安を解消できます。まずはお気軽にご相談ください。